2025年7月18日
第5分散会報告
座長・記録 | 小宮副会長・後藤事務局次長 |
参加者 | 18名(北海道2名、宮城、福島、東京2名、群馬、静岡、愛知、岐阜、大阪2名、兵庫、滋賀、広島、福岡、長崎、沖縄) 地区協・部会等役員(男性12名、女性6名) |
自己紹介の後、以下3点について討議を行った。
1.レク・サークル活動の現状とコミュニケーションを活性化させる取り組み
- レクについては、花見、さくらんぼ狩り、ミカン狩り、などさまざま実施されている。一方で、①高齢化に伴い1泊旅行が厳しい、②旅費の高騰、③免許返納などで移動手段の確保、などが課題としてあげられた。比較的、日帰りのほうが参加しやすい傾向にある。参加者も減少傾向であるが『絶対やってくれ』という会員もあり、対応が難しい。
- サークル活動については、グラウンドゴルフ、旅行、温泉、カラオケ、ウォーキング、ボウリング、麻雀、囲碁・将棋、三味線、そば打ち、手芸、お茶などさまざまであるが、①固定メンバーとなっている、②参加者の減少、③新規サークルの立ち上げの難しさ、などの課題があげられた。夫婦で参加可能なグラウンドゴルフや読み聞かせサークルのような女性が参加しやすい活動をしている支部協もある。
- 支部協ニュースは、毎月発行、年4回、年2回発行と支部協でさまざま。内容は、「ありがとう」報告、近況報告、レク等の案内、訃報のお知らせ、会員からの投稿など。配布方法は、手配り、郵送と地区で区々である。とりわけ、今年度は、第27回参議院議員選挙を意識し、訪問による手配り配布の傾向が高い。郵送に関しては、郵便料の高騰は負担となっており、発行回数への影響についての言及があった。
- コミュニケーションツールとして、①「Web」の作成(宮城)、②グループLINEでのレクの案内(東京)、があげられた。
- 「お元気ですかコール」については、各支部協で実施しているが、①電話にかけても「出ない」、②着信拒否、③音信不通、が多数見受けられる。
- 電話かけについては、名簿の上から機械的にかけるのではなく、知人を担当するとより効果的との意見があげられた。
2.ジェンダー平等の取り組み状況
- ジェンダー平等については、徐々に各支部協の意識は高まっている。介護や孫の世話でなかなか参加が難しい中、各支部協、①副会長に女性、②役員や連絡員に女性を登用、③取り組みに女性を参画させる、④女性サークル(カラオケ、こと、手芸、ボランティア、みそづくり)を立ち上げ予算化、など、創意工夫し取り組みを進めている。
- パークゴルフの道具を買い貸し出すことで、女性会員の参加率が増えたとの好事例もあげられた。
3.会員数の減少に伴う課題、会員の高齢化に対応した課題
- 全国的に新規会員の入会数が少なく、高齢化が進み、死亡脱退が増え、会員数が減少している。役員のなり手も少ない中、役員高齢化も課題になっている。
- 退職者の会加入時の説明会は、他地区の人が集まるため、自分の地区協への新規獲得につながらないことが課題としてあげられた。
4.その他
- 電友会と退職者の会は、1つでいいのではないかと思うが、地域事情などもあるので難しいのは承知している。
- NTTだからこそ「退職者の会」があるというのはアピールポイントだと思う。
5.まとめ
- 「お元気ですかコール」の不出対策として、ステッカーを作成し、事前に支部協の電話番号を登録してもらったり、いつ頃コールをすると事前にアナウンスすることは効果がある。
- レクは、家族参加を可とすることで、配偶者の遺族会員へつながりやすい。
- ジェンダー平等については、男性の意識を変える必要がある。
- 会員拡大については、説明会はWeb開催より集合開催のほうが実績がよい。
- 本集会は、答えを出す会議ではなく、他の支部協の取り組みを持ち帰り参考にしてほしい。
