2025年7月18日
第2分散会報告
司会・座長 | 高見副会長、NTT労組山本中央本部組織部長 |
参加者 | 18名(岩手、栃木、埼玉、茨城、千葉、神奈川、東京、富山、石川、静岡、京都、岡山、山口、香川、徳島、佐賀、大分、鹿児島) 支部協役員17名(男性10名、女性7名)、地区協会長1名 |
自己紹介の後、各支部協より討議テーマについての報告をうけ、課題等について意見交換を行った。
討議テーマについての意見交換要旨
1.レク・サークル活動の現状とコミュニケーションを活性化する取り組み
- 支部協で開催するのはバス旅行、グラウンドゴルフ大会等。バス旅行は会員は楽しいが、役員は会員のサポートをするのが大変で忙しい。今後、高齢が進みサポートがより必要になってくるが役員の成り手がいない。
レク・サークル活動は地区協・ブロック単位での活動が主流となっている。
サークル活動は多岐にわたり、ハイキング、手芸関連、囲碁、グラウンドゴルフ等が多い。レク、サークル活動は電友会と共催している支部協も多くあるが、参加者の固定化や高齢化で参加者が減っているとの報告が多くあった。 - 機関紙の発行については、いずれの支部協も定期的に発行し、会員に読んでもらえるために写真を増やす、会員の近況報告を掲載するなど紙面の工夫を図っている。特に近況報告は好評で別に冊子を作成している支部協(石川、静岡、徳島)もあるが、郵便代金の値上がりが、財政に影響しているとの報告がされた。
また、ブログやホームページの充実や立ち上げを検討している支部協が多くあり、写真の投稿を日々更新し好評を得ている(鹿児島)との報告があった。 - 「お元気コール」は全ての支部協で実施されているが、詐欺の影響で電話に出ない、固定電話の廃止等で取り組みづらくなっているため、電話、携帯に出てもらえるよう事前に発信元の電話番号を会報等で案内するなど連絡を図れるようにしている支部協がほとんどで「お元気コール」の重要性を認識している。また、電話だけでなく会報等の手配りと合わせ訪問し、コミュニケーションを図り会員に喜ばれている報告があった。
- ☆会議費や郵便料の値上がりにより、支部協の財政が悪化しているとの意見をふまえ、次年度より、支部協交付金のうち、定額の50万円を100万円に増額する。
- ☆今年度より機関紙と同様、ホームページの表彰も行うので、より一層の充実を図ってほしい。
2.ジェンダー平等の取り組みの状況
- ジェンダー平等推薦委員会の設置は難しいとの発言もあったが、女性役員・幹事の積極的登用、女性が主導する行事(レク、サークル、勉強会、ボランティア活動等)の取り組みは多くの支部協から報告がされた。
京都からは、昨年、女性委員会を発足し、10名の女性委員が幹事会にオブザーバー参加している。発言権はないが、女性が傍聴することで幹事会に変化が出てくると期待している。女性委員会の開催は交通費の問題もありWebも活用するなど工夫をしている。また、京都府議会傍聴を行い良い経験となったと報告があった。
大分からは、女性の防災士を増やす取り組み、災害ボランティアの募集を行い登録するなど有事に備えた取り組みが報告された。
- ☆ジェンダー平等委員会の設置のハードルが高ければ、まずは女性ミーティングや学習会の開催など参加しやすい環境を作って欲しい。数年前に比べれば全体的にジェンダー平等の理解は深まっている。他の支部協の活動を参考に前に進めて欲しい。
3.会員数の減少、高齢化に対応した課題
- ほとんどの支部協から新規加入者より死亡、脱退者の方が多く、会員数は減っている報告がされた。
- 地方では退職者が少なく、加入者も減ってきている。また、3月末以外の退職者の情報が入ってこないので対応ができないとの報告があった。
- 高齢化が進み80歳以上の会費免除を昨年の総会で廃止した(茨城)。85歳以上の会費免除を90歳に引き上げる検討をしている(鹿児島)。また従来から遺族会員の取り組みを行っており加入率は100%になっている。遺族会員の取り組みは岡山、佐賀からも報告がされた。
- 一人暮らし、施設入所の会員が増えている。特に施設へ入所すると会員と連絡が取れなくなり亡くなっても連絡がないなど苦慮している。
- ☆先日、中央協の封筒で、共済の加入促進に向けた案内を全会員に送付した際、家族から既に会員が亡くなっている連絡が多数あった。会員に何かあった時の連絡先の周知方法は各支部協で工夫しているが、施設入所者への対応は個人情報の関係で難しいと承知している。
- ☆会員の加入拡大の取り組みに対して、山本組織部長から現役の責任で取り組むものと認識している。NTTグループで働いてきた方々に退職後の安心に向けて、会員になってもらうよう取り組む必要があり、まずは共済のメリットを享受いただきつつ、機関紙等を通じて、各支部協の取り組みを知ることで、今後の参加につながるような仕組みができればと考えている。引き続き、各組織に会員拡大に向けた取り組みを強化するよう指導を行っていくと回答した。
- 全体を通して、岩手より高齢で耳が遠いので各支部協の報告が聞きづらい。告示の際、分散会の報告内容を明示してくれれば、各支部協は資料を用意し発表がスムーズに進むので、検討して欲しいと要望があった。
