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NTT労働組合退職者の会

トピックス

2024年3月26日
「医療・介護」の現状と課題についての学習会を開催

中央協議会は、2月26日13時より『「医療・介護」の現状と課題について』の学習会をZoomで開催した。

初めに中央協議会を代表して森嶋会長は、「1月1日に発生した能登半島地震では、会員と家族の死亡、家屋倒壊も多数あり、被害の全貌は未だ明らかになっておらず確認中である。亡くなられた方々に追悼の意と、被災された方々にお見舞いを申し上げる。退職者の会石川支部協議会は安否確認や被災者支援等に積極的に取り組んで頂き感謝申し上げる。退職者の会は情報労連・NTT労組と連携し支援カンパを実施している。現在多くの方々からのカンパ金が支部協を通じてやオンラインで集約されている。最終的な集約結果は別途報告する。
政治情勢は、現在第213回国会が開催されているが、自民党派閥の「政治資金問題」をめぐり機能停止の状況にある。政治倫理審査会の公開非公開で岸田政権の支持率が下がり危機的状況にあるが、政権交代をさせなければと思っている。そのためにも4月に予定されている島根・長崎・東京の衆議院議員補欠選挙で民意を明確に示すことが重要であり、それぞれの地域での対応を宜しくお願いしたい。
2月16日に「子ども子育て支援法の一部改正案」が閣議決定され、児童手当の抜本的拡充が決定された。3.6兆円が必要と言われ、財源確保のため支援金制度を創設し、1兆円を各支援金制度から調達しようとしている。このうち『出産育児一時金』の一部を高齢者医療保険制度から一定程度負担させようと動いている。このことは、高齢者の負担増となり、保険とは言え事実上の「増税」「増税隠し」であり、増税隠しの支援金制度には納得できず反対の立場である。今回の学習会はこのような経過もあり開催することとした。現状を学び今後に対応していく。」と挨拶した。

続いて、石川県支部協議会川口会長より、「能登半島地震の被災状況と取り組みについて」の報告がされた。
川口会長は、「はじめに皆様からの物心両面の支援に感謝申し上げる。今年はコロナ禍が過ぎ、4年ぶりに家族が集まった団らん中に震度7の地震が発生した。退職者の会では、被害の大きい地域を中心に安否確認を行ってきた。現在、現地にうかがい、お見舞いと確認行動を行っている。安否確認は電話を中心に行っているがなかなか電話に出てもらえないが、支部協の118人の班長に協力を得て取り組んでいる。取り組みでは、携帯電話のショートメールで連絡すると返事が返ってきて有効な方法だと思った。また、会員の家族を通じて安否確認できる場合も多くあった。現在退職者の会で「緊急連絡先情報」の登録に取り組んでいるが、これがあれば安否確認もやりやすいと痛感している。
未だ、道路状況や液状化等で車で行けないところも多い。また、断水や停電も続いている。県内外に避難している会員も多い。今後は、3月中に安否確認を終了し、できるだけ会員に寄り添った取り組みを行う。」と話された。

学習会

学習会は、中島豊一特定社会保険労務士(退職者の会会員)より、【「医療・介護」の現状と課題】と題し、次の4点をについて講演された。

  1. 「医療・介護」の現状と課題
    ○2024年6月から医療費自己負担額値上げの内容
  2. 介護にかかるお金
    ○公的介護サービスの自己負担の全体像
  3. 介護保険2024年度改正
    ○介護保険制度の改正の論点、内容等
  4. これからの重要な課題
    2024年6月1日から医療の自己負担額の値上げや、介護保険制度の改正により65歳以上の高所得者の介護保険料引き上げ等が私たちの生活に大きく影響してくることから、今後も状況を把握し必要な対応をしていくことが重要であることを確認でき、タイムリーで有意義な学習会となった

講演する中島豊一特定社会保険労務士
(退職者の会会員)

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