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NTT労働組合退職者の会

トピックス

2019年10月16日
第21回全国総会

第21回全国総会は、9月25日、午後2時からホテル・メトロポリタンエドモンドで、代議員、オブ、来賓など総勢261名を集め開かれた。

司会者の高見副会長が開会挨拶。冒頭、会の会員で今年1年間に亡くなった2540名に対し、黙祷を捧げた。
議長には、千葉支部協の小林会長を選出した。
小林会長は「自然災害が頻発している中、台風15号は千葉県を直撃し、93万戸が停電した。報道では2週間たった、24日夜、停電戸数がゼロと報道しているが、いまだ約200軒が停電している。また、家屋の損壊は12000戸で、まだまだ拡大する可能性がある。
支部協宛に昨日まで会員からの問い合わせは124件となっている。現在、総支部と退職者の会で作業分担をし、会員からの受付を重点に取り組んでいる。今後、会員へのサポート体制を充実し、逐次中央協へ報告していくこととする。」と挨拶した。

石原会長挨拶

主催者を代表して来賓の方々にお礼を述べたあと「第一に、今年度最大の課題として取り組んだ「吉川さおり」3選を目指して、あらゆる機会を生かして「吉川さおり」の浸透、理解と支持の拡大に全力を挙げきた、各支部協のご尽力にお礼を申し上げる。
結果は、14万3472票を獲得し3期目の議席を確保することができた。また、併せて、広島選挙区において、組織内「森本しんじ」が、激戦を制し、トップ当選を果たした。
この戦いの核となった広島県支部協の取り組みも合わせて感謝申し上げる。
しかし、議席確保という最低限の目標は達成したものの、現退一致の目標としていた20万票を大きく下回ってしまった。参院比例で、組織推薦候補という特性から、得票は1票1票の積み上げで浮動票は期待できない。現在実施しているアンケートの分析も踏まえつつ、来春のブロック会議で総括議論を深めていきたい。
つぎに、頻発する自然災害への対処についてです。座長からも報告がありました、台風15号ははじめ、頻発する自然災害で被災された皆様に、会を代表して心からお見舞い申し上げます。会としても、防災、減災意識の涵養、連絡体制の整備、相互扶助のための生協活動の充実など、取り組みの一層の強化が求められています。各支部協の引き続きの取り組みをお願いします。また、昨年の大阪北部地震、西日本豪雨、北海道東部胆振地震、台風21号などの被害に対してNTT労組と一体で、カンパの集約結果は、NTT労組トータルで8454万円、うち、退職の会として3600万円を超えました。ご協力をいただいた多くの会員の皆様に、改めて感謝を申し上げます。
最後に、年金の財政検証と今後の取り組みについてです。5年ごとに実施される検証の結果が、厚労省から発表され、この検証結果に基づき、社会保障審議会で検討し、来年の通常国会に向け法案化されていくことになります。年金のみならず医療、介護とも大きな転換期にあります。私たちは、応分負担を前提に立ちつつも、福祉サービスの切捨て、負担の増大などの方針には断固反対し、退職者連合とも連携を深め、必要な対応を強化していくので、協力をお願いします。」と挨拶した。

来賓挨拶

喜井NTT労組執行委員長

台風15号、17号で被害に遭われた方にお見舞いを述べたあと、「①通信障害について、情報労連で全体ではマニュアルは作っているが、設備被害については会社側が把握しているので、連携について今一度考える必要がある。また、昨年のカンパの配分後1800万円残金があったので、千葉に緊急支援として70万円を支出しブルーシートを配布した。②参議院選挙では全国各地で退職者の会の力強い取り組みに感謝申し上げる。組織内議員を出す以上しっかり取り組まなければならないが、現役組合員へは広がりができていなかった。アンケートを分析し次の選挙に活かしていきたい。10月4日から臨時国会が開催されるが、安倍総理は任期中に憲法改正をするため、憲法審議会で議論を進めるが、情報労連は反対のスタンスで対応していく。③NTTグループの事業運営はデジタル化が進み、テレワークや在宅勤務など働き方も変わってきている。また、雇用形態も多様化しおり労働組合が益々重要になっている。生活者・労働者の立場に立った政策を見せていきたい。」と述べた。

人見退職者連合会長

退職者連合でNTT退職者の会は屋台骨としてあらゆる面でお世話になっていることに感謝を申し述べたあと「①組織拡大については、現在78万人で減ってきている。早急に100万人を目指し、産別退連、地方退連で力を合わせて発信力を強めていきたいので協力をお願いしたい。②核兵器廃絶と核兵器禁止条約の早期批准を求めて連合は1000万署名に取り組んでいる。退職連合は150万筆の署名を目指している。10年後、20年後核兵器を使った戦争が起こる可能性が大きくなっているが、被爆国である日本がアピールしていかなくてはならない。退職者組織は全国にあることを示すためにもご協力をよろしくお願いします。と述べた。

吉川さおり参議院議員

今回の選挙は多くの仲間が分かれてしまった中の難しい選挙だったが、退職の会の支えがなければ3期目の重たい議席へ当選できなかったと感謝を述べ、続いて10月4日からの臨時国会は憲法改正に進んでいくが、野党で大きなかたまりをつくり、対抗していく。情報通信政策では固定電話のあり方、来年のオリンピック以降のユニバーサルサービスなど大きな課題に対応していく。また、今期も災害対策特別委員会に所属し、頻発に起きる自然災害時の「つなぐ使命」情報通信政策と併せ、国民の生命、身体、財産を守るための取り組みをこれからも続けます。と決意を述べた。

田嶋要衆議院議員

台風15号において千葉への支援に対し感謝を述べたあと、今回の台風で災害状況の把握や支援要請、また、長期にわたる停電など行政、電力の対応等について課題を洗い出し検証していく。千葉市は震度6の地震が起きる可能性が80%といわれている。政治家として何をすべきか国民の不安を払拭できるよう取り組んでいく。また、今回の参議院選挙は投票率が低かった。オーストラリアでは投票を義務化している。まともな民主主義を形成するため、国民が政治に関心を持ち投票する仕組みづくりすることが重要と述べた。

加藤電通共済生協理事長

台風15号では、千葉、神奈川、東京(島しょ部)に2万件の大きな被害をもたらしているが最終的には3万件の被害になるのではないか。現在約1000件の被害受付をしているが、2500件ぐらいを予想し体制は組んでいる。また、生協の加入者の65歳以上は現在41%で50%に向かっている。時代を見据えた改革をしながら生協の役割を担っていく。と挨拶した。

高橋きらら保険サービス取締役副社長

加入状況を説明後、「医療の技術は画期的に進んでいる。人生100歳と言われ、全国で7万人以上の方が100歳を超えている。自分が加入している保険を是非見直すようご協力をお願いしたい。と述べた。

組織内議員、準組織内議員

石橋みちひろ参議院議員、山井和則衆議院議員は公務のため総会へは欠席となったが、総会後の懇親会で、ご挨拶があった。

各種報告・提案

休憩のあと、川辺事務局長が①一年間の活動を振り返って②2019年度の具体的取り組み③2018年度の決算報告及び2019年度予算案を一括提案した。(①要約は、別紙1、2018年機関紙コンクール審査結果は、別紙2を参照)

続いて柳瀬監事より会計監査報告が行われた。

全ての報告・提案に対し、満場一致で承認された。

永年役員表彰

続いて永年役員表彰が川辺事務局長より提案。11名の支部協会長・事務局長に対し、永年の活躍に対し、石原会長から表彰盾が渡され、記念品が贈呈された。

役員の選出

次に山本事務局次長から、役員の選出が提案され、全体の拍手で確認された。(役員は、別紙3のとおり)

団結ガンバロー

議長解任後、石原会長の音頭で「団結ガンバロー!」を三唱し、散会した。


代表して挨拶する石原会長
代議員の皆様
機関誌コンクール最優秀賞「ふみあと」
(秋田県支部協・大曲地区協)
団結してガンバロウを三唱

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